CSSの箇所でselectorを取り上げましたが、
jQuery独自のセレクターがあるので
何回かに分けて紹介します。
odd/evenセレクター
セレクターの中から奇数番目に出てくる要素をoddセレクター
偶数番目に出てくる要素をevenセレクターで指定します。
注意しなければいけないのが、javaScriptでは、
数字は「0」から数えます。
最初の要素は「1」ではなく「0」です。
ロシアの都市のリストを書いていて、
偶数番目のリストではピンク、
奇数番目のリストでは黄色を背景に指定しています。
CSSで、nth-child擬似クラスというものがありますが、
これとの違いはnth-child擬似クラスが共通の親要素を持つ
要素から奇数または偶数番目の要素を選ぶのに対して、
even/oddセレクターは指定したセレクターから偶数または
奇数番目に出てくる要素を選択できる点に違いがあります。
first/lastセレクター
セレクターの中から初めの要素をfirstセレクター、
最後の要素をlastセレクターで指定できます。
サンプルコードを見て、実行するとわかるますが、
日本の都市の一覧が表示されます。
そして一番最初の都市の「1.東京」が赤くなり
最後の都市の「2.鹿児島」が水色になっています。
CSSで、first-child擬似クラスとlast-child擬似クラスが
あり違いが分かりにくいと思います。
first-child/last-child擬似クラスが共通の親要素を持つ要素から
最初または最後の要素を選ぶのに対して、
first/lastセレクターは指定したセレクターで
最初または最後に登場する要素だけを選択できます。
実行結果はこちらです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 |
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