jQueryMobileでは、スマートフォンの画面に表示するページ(page)というウィジェットで構成します。ウィジェットとは画面に配置する部品の事をいい、1つのページは画面全体に表示されます。pageウィジェット内に、複数のウィジェットを配置でき、pageウィジェット自身もウィジェットの1つです。pageウィジェットは以下の3つから構成されています。
●ヘッダ(header) -> 画面の上端の部分(タイトルやメニューを表示)
●コンテンツ(content) -> 画面中央の中身の部分(記事とか)
●フッタ(footer) -> 画面の下端の部分(コピーライトやページ送り)
ページのHTMLタグ
HTMLでページを作成するときに、page全体を囲むHTMLタグにdata-role="page"を追加します。HTML4なら<div>、HTML5なら<section>を用います。
jQueryMobileだと、<body>内にdata-role="page"がせってされているタグが見当たらない時は、<body>~</body>の内側に<div data-role="page">を追加します。
ヘッダとフッタ
ヘッダとフッタは1ページに1つずつ作成できます。ページ内にヘッダ、フッタが必要なければ配置しなくても大丈夫です。ヘッダを囲むタグはdata-role="header"、フッタはdata-role="footer"を追加します。HTML4なら<div>,HTML5なら<header>や<footer>タグで囲みます。
タグはページを囲むタグの内側に配置する。ヘッダ、フッタの内部に表記する文字は<h1>~<h6>のいずれかで囲んで作成します。これらのタグで囲んでも
文字の大きさは同じです。ヘッダにはタイトルやメニューを表示して、フッタにはページ送りを表示します。サンプルコードはHTML5で書いていきます。
サンプルコードの実行結果はこちら
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 |
<!DOCTYPE html> <head> <meta charset="utf-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1"> <title>jqueryMobileのテスト</title> <link rel="stylesheet" href="../js/jquery.mobile-1.4.5.css"> <script src="../js/jquery-1.11.3.js"></script> <script src="../js/jquery.mobile-1.4.5.js"></script> </head> <body> <section data-role="page"> <header data-role="header"> <h1>ヘッダ</h1> </header> <!-- ここにページの中身 --> <footer data-role="footer"> <h1>フッタ</h1> </footer> </section> </body> </html> |
サンプルコードを実行して、ブラウザのデベロッパーツールからモバイルサイトを見て頂くと、ヘッダとフッタが表示されているのが確認できます。