Amazonで買い物をしていると、
在庫がある商品なら、「在庫があります」
在庫がない商品なら、「お取り寄せ」というような表示をみることがあります。
PHPでも、状況に応じた処理を行うことができなす。
今回は、その状況に応じた処理を行う方法を書いていきます。
PHPでは、色々な状況を表すためには、条件(condition)という
考えをします。
たとえば、今回だと、「在庫がある」というのが条件です。
PHPでは、日本語で条件を書くのわけではないです。これまでの記事で
式が評価されて値を持つことを書きました。このような式の中に
真(true)
偽(false) という考えで評価されるものを、
PHPでは条件と呼んでいます。「true」又は、「false」とは、
その条件に「一致」又は、「不一致」ということを表す値です。
たとえば、「在庫がある」という条件を考えると、条件がtrue,falseに
なるということは次のことをいいます。
在庫が1以上なら、在庫があるので条件はtrue
在庫が0 なら、在庫がないので条件はfalse
PHPの条件
小中学校の義務教育で、10より30が大きいことを、
10 < 30 という不等式で表すことを学びました。
上記の不等式が「正しいこと」は分かります。
以下はどうですか。
10 > 30 は「正しくない」ことがわかります。
PHPでも>のような記号を使うことができます。
10 < 30 は「正しい」 のでtrue、
10 > 30 は「正しくない」のでfalse、であると評価されます。
条件を作るために使う「>」などの記号を。関係演算子(relational operator)と
呼んでいます。下記の表に、関係演算子と、条件がtrueとなる場合をまとめました。
関係演算子
演算子 | 式がtrueと判定される場合 |
---|---|
== | 右辺と左辺が等しい |
=== | 右辺と左辺が等しい、さらにデータ型も等しい |
!= | 右辺と左辺が等しくない |
<> | 右辺と左辺が等しくない |
!== | 右辺と左辺が等しくなか、データ型も等しくない |
> | 右辺より左辺が大きい |
>= | 右辺が左辺以下 |
< | 右辺より左辺が小さい |
<= | 右辺が左辺以上 |
関係演算子を使い条件を書く
100 > 50 この条件の評価は true
100 < 5 この条件の評価は false
$a == 20 この条件の評価は $aの値次第
$a != 20 この条件の評価は $aの値次第
「100 > 50 」は正しいのでtrue
「100 < 50 」は正しくないのでfalse です。
「$a == 20 」変数$aの値が20ならtrue
「$a != 20 」変数$aの値が20じゃないならtrue
=演算子は代入演算子と呼んでいたのを思い出してください。
形は似ているのですが、「==」とは異なります。
$a == 100を $a = 100 と書いても、エラーという表示も
出ないので注意しましょう。
入力の際に=(代入演算子)と、==(関係演算子)を入力間違いしやすいので要注意