前回までに、テキストやCSVデータを扱い、色々なことに
試してきました。上記以外のデータにも利用することができます。
今回記述するのは
XML(eXtensible Markup Language)が普及しています。
PHPでは、XMLで表されたデータファイルを取り扱うことができます。
サンプルコードの実行結果はこちら
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<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <food> <fruit> <name>りんご</name> <price>120</price> </fruit> </food> |
このデータは、食べ物のデータを表しています。
以下の部分で、「商品」「値段」を表しています。
<name>~</name> 「商品」
<price>~</price> 「値段」
それらを囲っている外側をみると、
1つフルーツであるデータを表しています。
<fruit>~</fruit> 1つの「フルーツ」のデータ
XMLでは、<>と</>に囲まれた部分がデータの区切りと
なっています。このデータの単位を要素(element)といいます。
木構造のしくみ
<fruit>要素の中には<name>要素、<price>要素があり、
<name>要素の中には、「りんご」というテキストがあります。
XML文章は、
要素の中に要素がある
要素の中にテキストがある
という構造を持っています。要素の中にある要素は、
さらに要素やテキストを含むことができるので、
階層構造(hierarchical structure)となっています。
XML文書では最上位の要素は1つであり、ルート要素(root element)と
呼ばれています。XML文書全体の構造を木構造(tree structure)と
言ったりもします。