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アニメーションを実行方向を指定したり、停止したりする

アニメーションを逆再生

アニメーションを繰り返すよう設定した場合に、折り返して逆向きで実行する(逆再生)するかを指定できるのがanimation-directionプロパティです。

animation-directionプロパティ
設定値 説明
normal 初期値。通常のアニメーションを繰り返す
reverse 通常とは逆向きにアニメーションを実行する
alternate 奇数回目は通常通りの実行、偶数回目は逆向きに実行しながらアニメーションを繰り返す。逆向き実行時はanimation-timing-functionプロパティで指定した動作も逆になります。「ease-in」を設定しているときは「ease-out」でアニメーションが実行されます。
alternate-reverse 偶数回目は通常通りの実行、奇数回目は逆向きに実行しながらアニメーションを繰り返す。逆向き実行時はanimation-timing-functionプロパティで指定した動作も逆になります。「ease-in」を設定しているときは「ease-out」でアニメーションが実行されます。

アニメーションの実行・一時停止を指定する

animation-play-stateプロパティを利用すると、アニメーションの実行・一時停止を指定できます。複数のアニメーションを実行・一時停止を変えて適用するときは、それぞれに対応する値をカンマ「,」で区切って書きます。

animation-play-stateプロパティ
設定値 説明
running 一時停止中のアニメーションを再開します。アニメーションは一時停止された時点から実行されます。
paused 実行中のアニメー損を一時停止します。アニメーションは、そのときの状態を表示し続ける。

アニメーションの待機中や完了後のスタイルを指定

animation-fill-modeプロパティを利用すると、、アニメーションの待機中と完了後のスタイルを指定することができます。

待機中とは:
 animation-delayプロパティで指定するアニメーションの待機時間
完了後とは:
 animation-durationプロパティで指定するアニメーションの
 実行時間が経過した後のこと。

それぞれ、最初・最後のキーフレームに書かれているスタイルが適用されますが、animation-directionプロパティ、animation-iteraiton-countプロパティでの値により、「最初」、「最後」が異なるので注意が必要です。複数のアニメーションを待機中・完了後のスタイルを変えて適用するときhb、、それぞれに対応するスタイルをカンマ「,」で区切って書きます。

animation-fill-modeプロパティ
設定値 説明
none 初期値。アニメーションの待機中と完了後のスタイルは適用されません。
forwards アニメーションの完了後に、最後のキーフレームで設定されているスタイルを保持する。
backwards アニメーションの待機中に、最初のキーフレームで設定されているスタイルを適用する。
both 「forwards」、「backwards」を合わせたものです。

animation-direction,animation-play-state,animation-fill-modeを利用したサンプルコードの実行結果はこちらです。

animationプロパティで一括指定

アニメーションのプロパティを一括指定するには、animationプロパティを使います。
それそれの値を任意の順番で、半角スペースで区切りしています。

ただし、animation-durationプロパティとanimation-delayプロパティの値については、先に指定されている値がanimation-duraitonの値、後に指定されている値がanimation-delayの値とみなされます。値を省略すると初期値が適用されます。
複数のアニメーションを適用する場合は、それぞれに対応する値のセットをカンマ「,」で区切って書きます。

animation: 値1 値2 値3 値4 値5 値6 値7

値1:animation-nameの値
値2:animation-durationの値
値3:animation-timing-functionの値
値4:animation-delayの値
値5:animation-iteration-countの値
値6:animation-directionの値
値7:animation-fill-modeの値

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