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複数のデータを楽に管理する

配列とは、添え字と呼ばれる番号を使用して、1つの変数名で複数のデータをまとめて管理できるようにしたものです。

例をあげると、50人分の名前を管理したいとき、通常の変数を使用する場合、50個分の変数を用意しなければいけません。それに対し、今回紹介する配列を使えば、nameのような1つの変数名だけで50個のデータをまとめて管理できます。

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配列名と添え字

配列の格納された個々の数値のことを要素といいます。それぞれの要素には次の形式でアクセスします。

上記のように、配列名の後に添え字を角括弧「[ ]」で囲って書きます。このとき添え字は「0」から始めます。最初の要素の添え字は絶対に「0」になります。今回だと50個の要素があるので、最後の要素の添え字は「49」です。

配列はArrayオブジェクト

javaScriptでは、配列をArrayオブジェクトというオブジェクトして使います。配列を生成するにはnew演算子とArrayコンストラクタを使います。Arrayコンストラクタの引数には、要素数を設定します。

配列を使うと処理が楽になります

データの塊を配列として管理する利点の1つが、for文などのループが絡むときです。すべてのデータを一括処理できる点です。この記事の上にも書いていますが、50個のデータを50個の変数に個別に格納していた場合、全てをブラウザに出力するにはdocument.writeを50個書かなければいけません。

それに対して、配列とfor文を組み合わせると上記同様の処理が数行でできます。Arrayオブジェクトに用意されているメソッドを利用すると、配列内の要素の並び替えなど手軽に行うことができます。

Arrayコンストラクタ

Arrayコンストラクタに要素数を引数として設定し、Arrayオブジェクトのインスタンスを生成します。

これで、空の要素が4つの配列が生成されます。空と書きましたが、何も入っていないというわけではなく、各要素には「undefined」という特別な値が入っています。undefinedは「未定義」という意味です。

Arrayコンストラクタの引数に、直接要素の値を指定することができます。その場合要素をカンマ「,」で区切ります。

lengthプロパティとfor文

配列の要素数は、lengthプロパティに格納されています。例えば、配列hairetsuの要素数は以下のようにして取得します。

サンプルコードではfor文を使い配列membersの要素の0番目から順に出力しています。添え字が「0」から「lengthプロパティの数値 -1」という点が注意が必要です。

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