プロパティに値を設定する
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オブジェクト名.プロパティ名 = 値; |
「=」の左辺にプロパティを、右辺に設定する値を書きます。算数では「=」演算子は、「等しい」ことを表しますが、プログラムでは左辺に、右辺の内容を代入するために使います。
documentオブジェクトのfgColorプロパティは、Webブラウザの前景色を設定するプロパティです。
document.fgColor = "red";
と書くと、フォントが赤色になります。
windowオブジェクトとdocumentオブジェクト
Webブラウザ上のオブジェクトには親子関係があります。子供のオブジェクトは、親のオブジェクトのプロパティと考えることができます。下記のように書きます。
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親オブジェクト名.子供のオブジェクト名 |
例を挙げるとすると、Webブラウザのウィンドウはwindowオブジェクトで、その子供としてHTMLドキュメントであるdocumentオブジェクトがあります。ということは、背景色を黒にしたい場合は、ちゃんとやると下記のようにします。
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window.document.bgColor = "black"; |
ですが、自分のウィンドウ要素を表す場合には「window.」を省略できるので、下記のように記述できます。
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document.bgColor = "black"; |
プロパティを指定するときの別の方法
プロパティには、オブジェクト名とピリオド「.」で接続する以外にも下記のように書くことでもアクセスできます。
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オブジェクト名["プロパティ名"] |
例を挙げると、documentオブジェクトのbgColorプロパティの値を「pink」にしたい場合は次のように書きます。
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document["bgColor"] = "pink"; |
ちなみに、こういう書き方を、連想配列と言います。他のプログラミング言語にもあります。